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投薬は1回だけ!外耳炎治療薬「ネプトラ」について


6月2日にエランコジャパン株式会社より外耳炎治療薬「ネプトラ」が発売されました。
エランコジャパン株式会社様より製品情報と臨床試験結果をいただきましたのでご紹介したいと思います!
記事の最後に現場のニーズに関するご質問があります。ぜひ、ご協力ください!

資料・コンテンツ提供:エランコジャパン株式会社

ペットオーナーの点耳に対するニーズとは?

ペットオーナーが投薬(点耳)について感じていることを調査した結果(1)は下図のとおり。
(1)外耳炎に関するアンケート調査 (ペットオーナー266名対象) Elanco animal health(2020年10月)

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ペットオーナーとしては自宅で実施するよりも獣医師に実施してほしい(できれば1回で)というニーズが非常に高いことがわかります。

ペットオーナーのニーズに応え、外耳炎治療をもっとスマートに

そんなペットオーナーのニーズに応えつつ、現場の獣医師の先生方にとって使いやすい製品を目指して開発されたのがネプトラです。

点耳薬の1st choiceへ


ネプトラに含まれる成分は下表のとおり。

成分 / 作用特徴
フロルフェニコール / 抗菌作用小動物領域では全身性の抗菌薬に使用されていない動物専用の抗菌薬
外耳炎の局所治療薬の第一選択薬
テルビナフィン塩酸塩 / 抗真菌作用真菌細胞膜の必須成分「エルゴステロール」の生合成阻害
高い抗真菌活性
モメタゾンフランカルボン酸エステル / 抗炎症作用Very Strongクラスのステロイド
局所性、全身性の副作用が少ない
中でも抗菌成分として配合されているフロルフェニコールは外耳炎の約70%で検出されるブドウ球菌属(2)に対する第一選択薬と位置付けられています(3)
(2)Malayeri HZ et al. 2010. Identification and antimicrobial susceptibility patterns of bacteria causing otitis externa in dogs. Vet Res Commun. 34: 435-444
(3)Paterson S. 2018. The use of antibiotics and antimycotics in otitis. Companion Animal. 11: 608

外耳炎治療のポイント(3)

1.できる限り細胞診を実施
2.治療薬の効果を最大化するため、投薬前に耳洗浄を実施
【抗菌薬選択のポイント】
細胞診で球菌が検出された場合:フシジン酸やフロルフェニコールを第一選択に
連鎖球菌属の感染が疑われる場合:アミノグリコシド系やポリミキシンBを第二選択に
フルオロキノロンの使用はできるだけ避け、感受性検査結果に基づき他剤に耐性の場合にのみ選択

有効性・安全性について

有効性(国内臨床試験)(4)
材料と方法

試験方法
細菌性または真菌性の外耳炎と診断された犬140頭頭を対象にネプトラ群、対照薬群に分けて無作為化、盲検、多施設共同試験を実施した。
・ネプトラ群(73頭):1日1回を1日間投与
・対照薬群(67頭):1日1回を7日間連続投与
評価方法
外耳炎の臨床徴候である発赤、腫脹、滲出物およびびらん/潰瘍のそれぞれの項目ごとにその程度と範囲/量を0(なし)~4(重度)までのスコアとし、合計したものを総臨床スコア(TCS)とした(0~64)。
TCSを0日目、7日目、14日目、28日目に測定した。
総臨床スコア減少率:(0日目のTCS-28日目のTCS)/0日目のTCS×100
有効率:総臨床スコア減少率が70%以上の症例の割合

結果

ネプトラの28日後の有効率は81.5%、対照薬と同等の有効性

ネプトラの28日目の改善率は85.8%、臨床効果は28日目に最大化

(4)ネプトラ®申請用資料(国内臨床試験)

有害事象(国内臨床試験における有害事象)(4)
ネプトラ群において重篤な有害事象は認められず、両群間の発生頻度に有意差は認められなかった。

担当者からのメッセージ

ネプトラに関する記事をご覧いただきありがとうございます。
ネプトラは2015年にアメリカで発売されて以来、カナダ、ヨーロッパ、オセアニア、南米などの多くの国ですでに何百万頭もの犬に処方されている実績のある犬用外耳炎治療薬です。
この度、日本の先生方にも、ネプトラを外耳炎治療の新たな選択肢としてご紹介できることをとても嬉しく思います。
ネプトラに使用されているフロルフェニコールは、動物のみ、しかも小動物領域では全身性の抗菌薬には使用されていない「ニッチな」抗菌薬であり、近年世界的に問題視されている薬剤耐性菌問題に対するひとつの対応策としても自信をもってご提案できる製品です。
一般的な外耳炎の第一選択薬としてネプトラをご使用いただく事で、緑膿菌等に有効性のあるその他の点耳薬をリザーブでき、獣医師による1回の投薬で完結することで、ペットオーナーによる不十分な投薬も回避することができます。
ぜひ先生方のこれからの外耳炎治療にネプトラをお役立てください。
(エランコジャパン株式会社 マーケティング部 皮膚科領域・ケア製品ブランドマネージャー/獣医師 松原 由佳)

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