2023年4月12日(水)より、免疫反応測定装置 Vcheck V200の測定項目にSDMAが追加されます!
アークレイマーケティング株式会社様より製品情報の概要をいただきましたのでご紹介したいと思います!
記事の最後に簡単なアンケートもございますのでよろしければ、ご協力ください!
資料・コンテンツ提供:アークレイマーケティング株式会社
Vcheck V200の院内測定項目にSDMAが追加!
免疫反応測定装置Vcheck V200で新たに「Vcheckテスト SDMA」が利用可能となりました。
対称性ジメチルアルギニン(SDMA)はLアルギニン残基の核内メチル化により産生されたアルギニンのメチル化誘導体です。
SDMAは主に腎臓から排出され、腎機能の内因性マーカーになります。SDMAの測定によりこれまで以上に早く腎疾患の検出が可能になります。
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必要な検体量は100μL、院内でわずか5分で測定可能!
慢性腎臓病などが疑われる犬猫への検査、あるいは慢性腎臓病の治療モニターとしてSDMAを測定したい場合にもその場ですぐに結果がわかり、飼い主に伝えることが可能です。
- 測定原理について
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Vcheckテスト SDMAは、蛍光標識抗SDMA抗体を用いた蛍光免疫測定により、血清又は血漿中のSDMA濃度を測定します。前処理後の検体を、専用スポイトを用いて混合することで、検体中のSDMAはスポイト中の蛍光標識抗SDMA抗体と結合します。この時、検体混合液中には、抗原抗体反応により結合した抗SDMA抗体-検体中SDMA複合体と、SDMAと結合していない抗SDMA抗体が存在します。
次にこの検体混合液をテストカートリッジに滴下すると、テストカートリッジ内のメンブレン上を移動し、SDMA(抗原)を固定化されたテストラインに到達します。ここで検体混合液中のSDMAと結合していない抗SDMA抗体はメンブレン上のSDMAと結合します。紫外線の照射により標識抗体から発生した蛍光強度は、検体中のSDMA濃度に逆比例するため、演算によりSDMA濃度を求められます。
- キットの構成
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内容物 数量 テストカートリッジ 10テスト 希釈液ボトル 1本 前処理液チューブ 2本 タブレット入りスポイト 10本 ピペットチップ 40本 1.5mLチューブ 20本 添付文書 1枚
Vcheck V200とは?
Vcheck V200はコンパクトで便利な分析装置、院内設置に適した設計で院内検査を拡張できます。
1台で6項目を測定可能、生化学検査/免疫学的検査/内分泌検査をラインナップとしてそろえております。
A4サイズ相当のスペースに収まるサイズ
少ない検体量で測定可能
タッチパネルによる簡単操作
カートリッジに記入した文字は結果にも印字されるため、多数検体を回す状況でも一目でわかります。
Vcheck V200で測定できるその他の項目
Vcheck V200はその他にもCRP(犬)、SAA(猫)、T4(犬猫)、コルチゾール(犬)、プロゲステロン(犬)の測定が可能です。
- Vcheck テスト cCRP
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感染症、組織破壊や炎症性疾患の犬で上昇するC反応性蛋白(CRP)の測定が可能です。
必要検体量はわずか5μL、約5分で測定結果が確認できます。 - Vcheck テスト fSAA
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感染症、組織破壊や炎症性疾患の猫で上昇する急性炎症性蛋白(SAA)の測定が可能です。
必要検体量はわずか5μL、約5分で測定結果が確認できます。 - Vcheck テスト T4
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甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症が疑われる症例において甲状腺ホルモン(T4)の測定が犬猫で可能です。
必要検体量は50μL、約20分で測定結果が確認できます。 - Vcheck テスト cCortisol
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副腎皮質機能亢進症や副腎皮質機能低下症が疑われる犬においてコルチゾールの測定が可能です。
必要検体量は50μL、約20分で測定結果が確認できます。 - Vcheck テスト cProgesterone
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プロゲステロンは、黄体から産生され、妊娠維持に関与します。犬の交配適期の参考となるプロゲステロン濃度を測定することが可能です。
必要検体量は50μL、約15分で測定結果が確認できます。
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