今回、VETS TECHとしても初めてとなるチャリティーセミナーを末松正弘先生、中村篤史先生と開催させていただきました。参加者様462名、協賛企業様10社から集まりました合計75万円を日本赤十字社「令和2年7月豪雨災害義援金」に寄付致しました。
項目 | 詳細 | 小計 |
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セミナー参加費 | 1,000円×462名 | 462,000円 |
クレジット手数料3.6% | -36円×462名 | -16,632円 |
企業様協賛金 | 30,000円×10社 | 300,000円 |
個人寄付金 | 4,632円 | 4,632円 |
合計 | 750,000円 |
今回チャリティーウェブセミナーを開催するに至った背景、当日の模様をまとめてみましたので、宜しければご一読ください。
開催の背景
7月に発生した豪雨災害のニュースを見たときに、末松先生の開業されている日田市でも甚大な被害が出ていることを知り、末松先生に連絡を取りました。
幸い、先生の病院は大きな被害は出ていないものの、知り合いの先生の病院や地域全体としては大きな被害が出ていること、そしてその方々のために何かできることはないかと、チャリティーセミナーの企画が始まりました。
そんな中で6月にマスクドネーションのチャリティーセミナーを実施された中村篤史先生にも意見やアドバイスを頂こうとお声がけさせていただきました。
中村先生からは、チャリティーを主催する3人の想いを共有することから始めましょうとご提案いただき、私は2年前に岡山県真備地区を中心に発生した豪雨災害の時に行動を起こせなかった自分を悔やむ気持ちがあること、末松先生は過去の災害時に色々な先生、企業の方から助けてもらったことに対する恩返しをしたいこと、そして中村先生はそんな我々の想いを支援したいという、それぞれの想いや熱量を確認することができました。
何を届けるべきか?
3人の想いが共有でき、いざ進めていこうとなったときに、最初に課題となったのは現地に何を届けるのか、ということでした。中村先生のマスクドネーションの経験からも、お金を届けることも良いけれど、必要とされている物資を購入して届ける、というように見える化することも、チャリティーを実施するうえで大切なことだと思う、とアドバイスを頂きました。実際に様々なルートで現地に必要なものを聞いてみましたが、地域や災害のフェーズによって必要な物資が日々変わっていくことがわかりました。同時に、8月9日開催の時点で必要な物資が何なのか、先が読めないことに悩みました。
そこで、特に被害の大きかった熊本県の支援物資班の担当の方に電話をして、何が最も必要か聞いてみることにしました。「支援物資は日々集まってきている一方、被災者の生活再建のためには、義援金という形で頂けるのが一番助かります」というお声を頂きました。そのため、本チャリティーにおいては、物資ではなく「義援金」として現地に届けることになりました。
義援金と支援金
案内開始!時間がない…
チャリティーウェブセミナーの概要が決まったところで、企業様にも協賛のご依頼をさせていただきました。告知期間が短く、締め切りがタイトな中、多くの企業様からご協賛いただくことができました。あらためまして、感謝申し上げます。
- チャリティー協賛企業様一覧
また、告知期間約10日という中で、462名の方々にお申し込みいただき、本当にありがとうございました。オンライン開催だからこそ、約1か月という短い期間で準備⇒告知⇒開催まで走り抜けることができたと思います。
いざ、本番!
本番では、リモートで我々3人が参加することも考えましたが、熱量を視聴者の方々に届けたいという想いから、末松先生にも大分から東京までお越しいただき、JaVECCSの会場を借りて配信いたしました。スライドの共有だけでなく、ホワイトボードや油粘土を用いて視覚的にもわかりやすいセミナーができるように先生方とやり方について何度も打ち合わせをしてまいりました。
油粘土で外鼻孔模型作成
ホワイトボード、油粘土を使って実演
当日は配信トラブルなどもなく、無事終えることができて安心いたしました。なお、集まった75万円は先日、日本赤十字社令和2年7月豪雨災害義援金として振り込んでまいりました。
チャリティーセミナーを実施した経験がこれまでになく、単純に何かしたいという想いからスタートしましたが、実際にやってみると悩むことも多く、また多くの方々のお金を預かる責任の重さを痛感しました。それと同時に、何かしたいけれどどうしたらよいか分からないと感じている先生も多くいらっしゃることを知り、そういった方々の想いを現地に届ける機会を提供できて良かったと思っています。