期間限定!
3月2日にDSファーマアニマルヘルス株式会社より副腎皮質ホルモン外用剤「アレリーフローション」が発売されました。
そこで、アレリーフローションの製品概要や臨床試験結果をご紹介したいと思います!
アレリーフローションの特徴
- 優れた基剤設計
- ジフルプレドナート
- 臨床試験結果
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材料と方法
試験方法
アトピー性皮膚炎と診断された犬64頭を対象にアレリーフ群、対照薬群に分けて無作為比較試験を実施した。
・アレリーフ群(31例):1日1回を7日間投与
・対照薬群(33例):1日1回(2噴霧)を7日間投与
投与終了後1~2日目に臨床症状を①発赤、②脱毛・表皮剥離に分けて観察した。
評価方法
発赤及び脱毛・表皮剥離は、程度と範囲に分けて、その状態を0(正常)から4(最重度)までのVNS (Verbal Numerical Scale)により記録し、程度と範囲の値の積から評価値を算出し、2つの要素の評価値の合計を総評価値とした。
改善率
試験開始時及び試験終了後の総評価値から改善率を算出し、①著効(改善率が85%以上)、②有効(改善率が70%以上85%未満)、 ③やや有効(改善率が50%以上70%未満)及び④無効(改善率が50%未満)に分けて判定した。
改善率(%)=(試験開始時の総評価値-試験終了後の総評価値)÷試験開始時の総評価値×100
有効率
有効率(%)=改善率が50%以上の症例数÷有効性評価症例数
掻痒の評価
試験開始時及び試験終了後に、犬の状態からそう痒の度合いを被験動物所有者が記録したVAS (Visual Analog Scale)法を用いて行った。結果アレリーフの有効率は対照薬に対して非劣性が示された。また、有効と著効は対照薬群と比べて高い傾向が認められた。
アレリーフの掻痒の改善率は、対照薬よりも有意に高かった。
- 安全性
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臨床試験における安全性評価
アレリーフを投与した犬において、軽度の下痢、ALP及び中性脂肪の増加がみられましたが、特に問題となる重篤な副作用は認められませんでした。